続きが読みたくて仕方がない小説を読んでるようだった。
高校の名前が有名な作家の名前(ギュスターヴ・フローベール)笑!そのセンスに冒頭から心を掴まれました。
脚本の面白さと演出の妙が際立つフランソワ・オゾン監督作品。
刺激的な作文を提出する生徒クロードと、その作風を咎めながらも魅了され、個人指導していく国語教師の妖しくもスリリングな駆け引きが面白い。
友人の家に入り込んで、その家族を覗き見るように作文を書くなんて、、他人を嘲笑うような視線が不愉快。なのに作文の文末に必ず書かれるフレーズ「つづく」に興奮する教師の気持ちがわかってしまうわたし、、(•̀ ·̭ •́ ‧̣̥̇)
どこまでが現実の世界で、どこまでが想像した虚構の世界なのか..
クロードの目的は何なのか?のめり込んでいく先生は、教師として大丈夫なのか..
なかなか明かされないクロードの家庭環境が描かれた時、彼は"普通の家庭"に憧れを抱いていたのと同時に、壊してしまいたいと思っていたのかも..と思った。
ラストも奇妙で面白かったです。