ま

小さな悪の華のまのレビュー・感想・評価

小さな悪の華(1970年製作の映画)
3.7
まさにタイトル通りの1970年のフランス映画。
その内容が物議を醸しだし当時フランスでは上映禁止になったそう。

過激な描写はそれほどではないが、宗教を冒涜したシーンが登場するところやロリロリのエロエロな映像は確かに問題になりそうだと思いました。

簡単に言うと二人の美少女が背伸びしたい話。大人の言う事・しきたりなんか守りたくない、やっちゃいけないことをやりたい、そんな内容。

飲酒、のぞき、動物虐待、大人の男性を誘惑・からかう、放火などやりたい放題なんだけど、そういった危険なシーンで流れる神秘的な音楽や映像が美しいのが不思議。

少女たちの好奇心が"危険"なんだけどそういう年頃ってあるよねという面もあれば、思春期の危なっかしさや甘酸っぱさも感じられる。悪いことしてるんだけど二人とも凄く楽しそう~~に無邪気に笑う…

大人をからかうんじゃねーとか人によっては気持ち悪いと拒絶されそうな面も確かにありそうだなと思ったけど、それ以上に世界観や雰囲気が異質でラストシーンも怖いけどちょっと美しさもあった。
ま