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真夏の方程式のmofaのネタバレレビュー・内容・結末

真夏の方程式(2013年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未見。
 ちなみに私は、東野圭吾の小説を、よく読むが、
まぁ・・・アタリが悪い。
 あんまり面白い!!というものに出逢わない。

ま・・それは、さておき。

ガリレオシリーズは、そんなに好きでもないし、
ドラマも飛び飛びで観る感じ。

でも、映画の「容疑者Xの献身」は面白かったので、
期待し過ぎたのか。

 前作と比べるのもアレだけど、
こちらを観ると、「容疑者Xの献身」が際立って良かったのだ・・・と
改めて思うほど。
 そして、堤真一が素晴らしかったのだと、思う。

 この映画を観た直後の感想は、
「2時間ドラマで、ええんちゃうのんっ」という事だった。
 
映画にする大儀が、どの箇所にあったんだろう・・・。

 物語のはじめから、犯人が分かってしまう・・という、この設定ならば、
推理をして、徐々に、真実に近付いてゆく面白さがないし。
 それをカヴァーする程、人間ドラマがあったかと思うと、
それほどのモノを感じない。
  
 ・・・というか、
娘が、追いかけてまで、刺し殺す・・・というのもピンとこないんだけど。
 女が突然家にやってきて、「父親に似ていない」と言われ、
逆上して、殺すという場面を、納得させるには、
それを裏付ける伏線が必要だったんじゃないか?

 そういう家族の心情が描かれていないから、
福山くんが「この家族はみんな秘密も持っている」とか言っても、
全く、真実味がない。
 

 そのせいか、
もしくは、私だけかも知れないけど、

出てくる登場人物が、どうも好きになれない。

 ・・・というか、非常に身勝手だという印象がついてまわる。

特に、成美にいたっては、キャンキャン自分の言いたい事を言うヒステリーの印象が
強くて、全く、同情も感情移入も出来ない。
 そんな娘のために刑務所に入り、ホームレスとなり、
そんな彼を見つけ出した、元刑事。
 そんな彼が、殺されるだなんて・・・。

 う~ん・・・やっぱり、納得いかない。

推理の面白さとしても、
人間ドラマの面白さとしても、
「容疑者Xの化身」には到底及ばない。

 湯川教授と、少年の交流は、いいシーンだと思うけど、
なんせ、長すぎる(笑)

 そして、その少年を利用した殺人が、
この映画の後味を、特段に悪くさせる。

 ☆1つ・・・と言いたい所だけど、
とりあえず、寝なかったので(笑)
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