みらい

世界にひとつのプレイブックのみらいのレビュー・感想・評価

3.3
【ちょっと期待してたものと違った】
どれだけ美味しいものでも、食べる口が何を食べようとしているかで、食べたものはいくらでも不味くなる。メニューの写真でカラメルだと思って頼んだデザートがみたらし味だった、みたいな映画でした。


予告編を見て、勝手にヒューマンドラマ系の感動ものだと思ってたから期待外れ感が否めなかった。

傷心した主人公パットが破天荒ティファニーに影響され過去を克服し前向きに変わっていく…みたいな繊細なストーリーかと思いきや、別にティファニーがそこまで破天荒でもないというかむしろパットの方がなかなかクレイジーで、他のキャストも相当キャラ濃いめ。精神疾患がベースなわりに、ストーリーは荒めで、パットは本当に傷を克服し次に進んだというより、ティファニーを好きになりました、みたいに見えちゃいました。
ハッピーエンドなのは良いんだけど、もう少しパット精神的な成長とか、パットをはじめとする登場人物の心情の移ろいを細やかに見たかった。


ハートフル涙ものでもなく、ラブコメとも言い難い。そーゆう振り切れなさがあったのかな。




良いところを言うと、ダンスシーンは楽しかった。ウエストサイドストーリーの曲が最高。
みらい

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