Kamiyo

ナインハーフのKamiyoのレビュー・感想・評価

ナインハーフ(1985年製作の映画)
3.4
1985年”ナインハーフ” 
監督 エイドリアン・ライン
脚色 パトリシア・ノップ ザルマン・キング

良くも悪しくも80年代テイストに満ちた作品だ。
物語の舞台はニューヨーク。
マンハッタンの画廊に勤めるエリザベス(キム・ベイシンガー)は、。。。。街中で声をかけてきた
ミステリアスな男ジョン(ミッキー・ローク)と恋に落ちる。
画廊で働く彼女が、パーティーで提供する食事を買い求めに行った中華食材店で目に止めたのが、笑みをたたえた謎の男ジョンだった。後日、フリーマーケットで再会する2人。ジョンは、エリザベスが一度諦めたスカーフを買い求めて彼女にプレゼント。多少強引なやり方に違和感を感じながらも、エリザベスばジョンの虜になっていく。
惹かれあい、愛し合うようになる
かつて経験したことのない、ジョンとの官能的な日々にエリザベスは溺れていくが、
徐々にサディスティックになっていくジョンについていけなくなり、
ふたりの恋愛は9週間半(ナインハーフ)で終わりを迎える…。
若き日のミッキー・ロークの色香に酔う、官能ラブストーリー。

今でも覚えているのは、エリザベスが、ジョンに目隠しされて、水割りグラスに入った水を、口元、胸に垂らされるシーンである。
エリザベスがジョンの異常さに気付き、彼の部屋を去るシーン。 ジョンはエリザベスが戻ってこない事を分かりつつ、カウントダウンするのである。

ヒロインを演じたキム・ベイシンガーは「思い出したくもない」そうですしね。
でも、当時はコレでみんなあんなに盛り上がってたのになぁ~。 ……盛り上がってませんでした?(汗)

9週間半で女を自分好みに変えていく、男であれば出来ることなら一度はやってみたいという夢。若いキム・ベイジンンガーの抜群のスタイルはインパクトあり。
男は、いい女をカイゴロシタク、遊びたい?
女は、普通に愛され続けたい?
男と女の係わりは本能で数年?
その後の持続は、さて、どう言うことになるのか?
今となってはそんな事をふと考える映画であった。
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