よく怖がる女性芸能人と、おそろしく胡散臭い霊能力者平が出てくる。これがすごく平成前半のころの、心霊オカルト番組っぽい。
多分そういう狙いでやっているのだろうけども。
展開は余計なタメがなくて、サクサク事件が起きてサクサク物語が進むから、とても観やすい。
コンスタントに怪異が出てくれるから、退屈をする暇がない。
母親がフェイクだというネタばらしも、演出のテンポが良くて見せ方が上手いね。
でも映画としては、全体的におそろしくショボい。
怪異パートは黒いミミズがウニョウニョしてるだけの場面が多い。そこにスピード感も恐怖も皆無。
怪異に取り付かれた人間の動きも単純すぎる逆再生だったり体が反り返ったりするだけ。
なんかこう‥『エクソシスト』の階段ブリッジとか、『ヘレディタリー継承』みたいな壁のスパイダーウォークみたいな、象徴的な恐怖シーンとか入ってくれば見応えもあったと思う。さすがに『逆再生で階段を後ろ向きに上る』は弱すぎるて笑
そして打ち切り感に溢れる、『本当の戦いはこれからだ』の終わり方は、完全にシーズン2を狙った連続ドラマのやり方🤔
深夜1時くらいにやってる心霊ドラマと思うと、しっくりくる。