王冠と霜月いつか

マン・オブ・スティールの王冠と霜月いつかのネタバレレビュー・内容・結末

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

”スーパーマンは現実として受け容れやすい外見を持ってはいるが、結局のところはエイリアン生命体なのだ“ 
-クライヴ・バーカー

先日、ザ・フラッシュを観ていて、そういえば、スーパーマンの1作目をきちんと観てなかった事に気が付いて鑑賞💦

とは言え、歴史のあるアメコミシリーズなので、過去作品も沢山あるし、ヘンリー・カヴィル演じるスーパーマンことカル=エル/クラーク・ケントは、彼で5代目なんだそうです。…フラッシュにカメオ出演されていた、クリストファー・リーヴ以外存じ上げませんが…その程度です(笑)
 MARVELでいうMCUの1作目がアイアンマン、DCのDCEUの1作目が、この『マン・オブ・スティール』です。以前観ていた海外ドラマ(シットコムです)『ビッグバン☆セオリー』では、そのアベンジャーズやジャスティスリーグのネタが沢山出て来ます。当時はドラマ自体は面白かったですが、ネタに関しては、ちんぷんかんぷんでした、知識も増えましたので、今見返したら相当楽しめるのではないかと思います。

さて前置きがいつも通り長くなりましたが…<(_ _)>

スーパーマン誕生編のリブートである今作は、王道を行くアメコミ、スーパーヒーロー映画です。これからシリーズを新たに展開して行く為のきっかけになる様に作るのは、中々難しいのか、やや展開がダルいかなと感じてしまう所も見受けられたりもしますが、キャスティング、映像効果、脚本、と丁度良いエンタメ作品になっていると思います。大分お年を召されていらっしゃいましたが、ケヴィン・コスナーとダイアン・レインがヘンリー・カヴィルの両親だなんて2人の若い頃を知っている者にはたまらないキャスティングです。キャラクター的にもあの二人に愛されて育ったから、真面に成長して真のヒーローに成れたんでしょう。竜巻から人々を助けようとして、命を落としてしまう父ジョナサン、クラークの力を使えば救えた筈の命を自ら制止してしまうシーンは悲しいけど、子を思う父親の最期として、クラークの成長のきっかけとしても、素晴らしいです。
母マーサの愛情深い姿もその後のシリーズにも登場する事で繋がりと家族愛が共感を呼ぶシーンとして効いてきますしね。

ゾット将軍達との戦闘シーンでの、映像効果のド迫力は、他に類を見ないレベルだと思います。通常版映画ジャスティスリーグだとスーパーマン強過ぎ問題が散見されますが、相手もクリプトン人(しかも戦士タイプ)なので苦戦する事も多くて、パワーバランスが取れていますしね。クラークは修行はしませんが、ドラゴンボール・サイヤ人編を映画で表現したらこんな感じなのかなと思いました。

真の強さとは、他人を信頼して委ねる事が出来る事なんだなあと思います。それはとても難しい事ですが。

さて、久しぶりに、
『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』
を観ようか。

※現在、DCEUという括りは、一旦キャンセルとなって今後は、ジェームズ・ガンがDCスタジオの共同会長兼CEOに就任して制作を続行していく模様です。キャスト達のトラブルとかは夢を壊すので知りたくない部分です。純粋に映画を楽しみたいですね。頼みます、ジェームズ。