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71フラグメンツのRIOのレビュー・感想・評価

71フラグメンツ(1994年製作の映画)
3.8
ピンポン長いっ
でもこの長さが微妙で考えさせる時間を与えられる

自分が後ろから撮られているものを
そのまま前にあるスクリーンに映し出される映像で観ているという不思議さ
ニュースなんて自然過ぎて自分がTVを見てるかと錯覚するほど素晴らしい切り取り

前作「べニーズ・ビデオ」で青年のベニーがどんなものかと思ってと自作自演の為に人を殺しているように妄想と現実が錯綜している
メディアの持つ影響下にある意識層

「これは私が生きている 私が知っている社会のポートレートだ」とハネケ
特典のインタビュで3部作での意味と説明していた

そしてハネケはマイケル・ジャクソンにムカついている⚡️同じものを2回使ってた come back again,Michael!

白昼堂々とおかしな事が繰り返されて 大胆に犯罪が行われている 今の我々の日常
──フラグメント 世界の断片

…… 前2作品は断面 3作品目は展開
言葉で表現するより複雑な表現を撮る
断片からしかこの現実は理解できない
日常的に経験している 僅かしか理解できない
── 芸術とは真実という嘘のない魔法である アドルノ
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