このレビューはネタバレを含みます
あまり見かけないマレーシアの映画。アイスカチャンとは、マレーシアやシンガポールのカキ氷の一種で、カラフルなシロップやフルーツ、小豆、トウモロコシなどが載ったものだ。
最初に受ける印象といえば、いやはや極めて泥臭い。ノリがなんというか、ちびまる子ちゃんのような、じゃりン子チエのような、昭和っぽい漫画をさらにドン臭くして感じだ。ハッキリ言って漫画っぽ過ぎてシラケるし、それで観るのをやめてしまう人がいるかもしれない。
だが、後半に行くにしたがって、徐々にヒロインのシリアスな面が明かされていくと…なかなか侮れません。
マレーシアで有名なミュージシャンが初監督した作品とは思えない、ベタだけど憎めないロマンス。