デューン／スーパープレミアム[砂の惑星・特別篇]のNellaのネタバレレビュー・内容・結末

ホド爺が見ていて元気になってしまった例のアレですw 他人の失敗を喜ぶのは人間として正直な反応だと言っていますw

リンチはこれを失敗作だと思ってないと思う。自分の好き要素を詰め込んでるしね。原作はスターウォーズの元ネタだが、本チャンのスターウォーズ一作目が1977年なので、1984年のこれのチャチさは完全にわざとだよね。リンチの好きなチャチさなんだと思う。舞台演劇のようとでも言いますか。ハリボテちっくな虫とかワイヤーで飛び回るハルコネン男爵の造形とか、美しいものと醜いものの対比もリンチらしくて、独特の味わいがあって良いと思う。
ただ、やっぱりSFだからねぇ…どうしてももっと、スケール大きくあって欲しい場面があるのよ…それこそ虫とか砂漠とか戦闘シーンとかね。リンチの撮る絵は全体的に奥行きがなくて「狭い」のよね。二次元的というか。
その点ではやはりヴィルヌーヴ版が好きですね。
女性器にしか見えない巨大な虫だとか妊娠中のママと冒険するとか、色々シンボリックな部分を、リンチは強調し、ヴィルヌーヴはぼかしたのかなとも思います。こうやって比べて見るのも面白いよね。
パート2を見る前に見とこうと思ったら思っきしネタバレを喰らったが、まあいいか。スティングかわいそうだったな。