ストレートな西部劇で、西部劇が好きな人にはお勧めの作品。
「ジャンゴ」と名のつく作品は多いが、シンボル的なキャラクターなのでつながりは無くても思い入れはできる。
今作でのジャンゴはあまり正義感の強くないちょっとダーク寄りの主人公で、スカッとする展開というより、生々しい争いが楽しめる。
脚本も務めるアルベルト監督だが、年代的にも素人っぽさが強く出ていて、それがまたこの年代の西部劇によく合っている。カメラワークなど凝っているというより、遊んでいる感がありそこも見どころ。
現金を持ち帰った後のグダグダな展開がスピード感を無くしているが、それも味のうちだろう。
何も考えずに典型的なイタリア産西部劇を楽しみたいときにはお勧め作品。時間つぶしにはなる。
余談。
カチッとした服装でおいしい所をさらったドク。
これは完全にリー・ヴァン・クリフへのオマージュでしょ。
あ、でも1966年なんてバリバリ現役の油のノリきっていた時期だから、単なるパクリか笑