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花嫁人形のTSのレビュー・感想・評価

花嫁人形(1919年製作の映画)
3.2
短文感想 72点
今から100年以上前の映画でサイレントですが、色褪せることなく生き生きとした演技が伝わってきます。女と結婚することに恐怖を覚える主人公は、まずは人形の女性と触れ合うことで免疫をつけようとしていきますが、これがまたおかしくて仕方ない笑 普通気づくでしょうとツッコミたいし、人形に成り切ってる女性も頑張っているものの、ところどころ動いているから面白い。今作は第一次世界大戦が終わった直後に作られた作品で、どうやら戦場に男性が向かいすぎて、その結果女性が多くなりすぎたのを揶揄している作品でもあるようです。ハーレムでいいじゃんと思えてしまいますが、その裏にはドロドロの当時の現状があったのですね。クラシック映画として印象に残る作品でしたが、さすがに平均スコアはやや高すぎるか。。
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