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シティーハンターのTSのレビュー・感想・評価

シティーハンター(2024年製作の映画)
3.5
【ガンアクションが見どころの作品】75点
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監督:佐藤祐市
製作国:日本
ジャンル:アクション
収録時間:104分
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 ご無沙汰しております。ちょうど1ヶ月ぶりです。かなり忙しくて映画どころではありませんでした。。自分でも珍しいことに劇場はおろか、家でも映画を見る時間がなくてやっと今作をNetflixで視聴できた感じです。今年はあまり時間がないことが想定されますが、焦らずにぼちぼちと更新していきたいと思います。

 さて、恥ずかしながら原作未読。オープニング曲くらいしか知らない初心者です。確か最近海外版が上映されていた記憶がありますが、Netflixの財力もあり、ついに日本側が今作を映画化するに至りました。実はこれまで映画化されていたものは海外製のものらしくて、国内での映画化は初とのこと。従ってファンの方からするとたまらないでしょう。しかも主演の鈴木亮平がかなりキャラにマッチしています。原作の冴羽も知らないので比較できませんが、どうも世間の感想を見ていると、かなりマッチしているようで概ね高評価。男性目線からみても妬んでしまうくらいの筋肉美笑 さすが、かの『変態仮面』を演じた凄腕俳優であります。

 原作のノリを恐らく踏襲しているのだなというシーンがちらほら。今ではコンプラ的にアウトな表現も普通にしていますので、ある意味これらを文化として捉えて、隠さずに表現しているのでしょう。伝言板もあるから、昭和の時代設定か、と思いきやスマートフォンを普通に使っているので令和の時代なのか、そのあたりの整合性はやや気になりましたがまずまず面白かったから良しとしましょう。

 シティハンターの冴羽は裏業界ではかなり有名な人物だそうで、体術もさることながら、ガンアクションに関しては右に出る者がいない模様。今作の見どころはなんと言ってもこのガンアクションであり、殴り合いや斬り合いなどは他の作品でよく見ますが、これ程精錬されたガンアクションはあまり見れません。というか、今まで見てきた映画のガンアクションってパッとしなくて正直面白味があまりなかったのですが、今作を見て面白いと思えました。映像技術があがっているのもその要因となっているでしょう。

 冴羽のキャラクターも明るくて面白いし、例のダンスシーンは絵的に斬新で見ていて飽きませんが、ストーリー自体が面白いかというと平均的といったところ。また、冴羽は良いのですが、兄の復讐に燃える槇村香がかなり足手まといで、テンポが悪くなってしまっています。原作がこんな感じだから、と言われたらそれまでですが、とある人物と冴羽が乱闘している時に介入してくるシーンには、やれやれと思ってしまいました。

 かなりの予算をかけた大作であると思えますが、まずまずといったところ。ただ、原作未読の者からすると、少し原作が気になりましたので十分仕事をしたのではと思いました。
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