ハレンチ学園在学生

白い酋長のハレンチ学園在学生のレビュー・感想・評価

白い酋長(1951年製作の映画)
3.4
フェリーニの長編2作目。表題は映画男優が演じる二枚目の役名。とんだ色男で、新婚でローマに法王の拝謁に訪れた新婦をたぶらかそうとするも恐妻の登場で失敗に終わる。他愛ないコメディだが、音楽がニーノ・ロータであること、ジュリエッタ・マシーナがカビリアという役名で(おそらく)夜の女を演じていたことは感慨深いものがあった。夜のローマを乏しい光源で映したシーンはドイツ表現主義のようで悪くなかった。