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ソフィー・マルソーの愛人(ラマン)のakrutmのレビュー・感想・評価

3.3
我がミューズであるソフィー・マルソー主演のラブコメ映画。邦題が内容とは関係ないという指摘はさておき、ソフィー・マルソーが拝めればそれでいい自分にとっては、そこでもう満足(アラフォーでも素敵)なのだが、一応、内容にも触れておこう。

ソフィー・マルソーが演じるのは、やり手のサラリーマンである夫と息子がいる専業主婦。でも、夫は仕事一筋で妻や家庭には見向きもせず、頻繁にある出張先ではスッチーと浮気三昧。ソフィー・マルソーが妻なのに浮気なんてあり得ないだろ!というツッコミはさておいて、満たされぬソフィー・マルソーは、映画館で知り合った脚本家の男性と恋に落ち(ちなみに、この時観ていた映画は新藤兼人監督の『裸の島』)、夫に離婚することを告げる。でも実は、脚本家の男性は、彼女と夫を脚本のネタにしようと目論んでいた…という前半までは、なかなか面白くなりそうな予感を抱かせる。しかし、後半になるとそれが完全に失速するのである。最後の結末も、そんなのありかよと思うようなハッピー?エンドになってしまう。映画全体を通じてのコメディタッチの軽いノリは好感が持てるだけに、脚本次第ではもっと面白い映画になったと思うだけに、とても残念である。

でも、やっぱり、ソフィー・マルソーは何歳になっても素敵なのである。フランスの赤い薔薇と呼ばれるだけあって、真紅のセクシーなドレスを身にまとった彼女にクラクラしてしまう。一度でいいから直に会ってみたいなあ。
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