こぅ

チャイナ・ムーンのこぅのレビュー・感想・評価

チャイナ・ムーン(1994年製作の映画)
3.8
久々2回目の鑑賞。

タツヤ発掘良品にも選出されたジョン・ベイリー監督による、
【クライム・ラブ・サスペンス】。

チャイナ・ムーン=皿の月(満月)。

【必要最低限のキャラ】で、小ぢんまり、変に破綻も無く纏めている故に展開(真相)は読まれやすいが、ガチャガチャしていない、タイトルが象徴するような月夜の怪しい、落ち着いたムードは、近年作品では味わえない。

冒頭の事件で、カイル(エド・ハリス)のベテラン敏腕刑事振りと、まだまだ新米刑事っぽい相棒ディッキー(ベニチオ・デル・トロ)のコンビの差を明確に映し出す。

これが後半、事件後の【◯◯逆転】として面白い、見事な対比のお膳立てに。

バーでのカイルとレイチェル(マデリーン・ストー)の出会い、レイチェルの旦那はDV、、

前半は、そのまんま予想出来る安易な展開。

伏線もあるにはあるが、一番決め手になる伏線の描写が抜け落ちていて、仄めかしでも欲しかった。
無いと不自然で説得力に欠けるのだ。
大きくは、そこだけは指摘したい。

いつも安定のエド(禿げかけ)・ハリス。
初見時は認識無かったフレッシュなベニチオ(27)。
特筆は、、
この当時、無敵な犯罪的美貌のマデリーン・ストー(36)(ジャケ写では到底伝わらない)。
しかも、、
’90年代らしいと言える⁉︎カイルとの夜の湖畔初デートで、ボート上から【貧乳マデリーン】がいきなり全裸になり飛び込む意味不、無駄な脱ぎっぷりでも有り難きサービスショット付。

マデリーンに0.1加点


切ないラスト、
レイチェルはカイルを利用しただけなのか⁉︎本当に愛していたのか⁉︎が明白になるが、自業自得と言える。
こぅ

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