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突撃のkazu1961のレビュー・感想・評価

突撃(1957年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-484 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-586

🖋当時30歳のスタンリー・キューブリックの監督作品で、後の撮影スタイルを確立したと言われている作品です。反戦映画の傑作と言われ、後の『フルメタル・ジャケット』(1987)の狂気ぶりとは異なった作風で、戦争の非人道性や軍部組織の腐敗を素圧倒的な構図や演出、そしてヴィジュアルで描いています。

🖋️しかしながらキューブリック自身は、”反戦”というこだわりはなく、戦時下の人間ドラマを描いたそうです。主演は本作の脚本に惚れ込んで引き受けた名優カーク・ダグラス。終盤には、のちにキューブリックの妻となるクリスティアーヌ・ハーランが出演しています。

😨Story:(参考: allcinema )
第一次世界大戦、フランスの最大の課題はドイツ軍の撃退だった。そんな中、ダックス大佐はドイツ軍の要所を攻略する命令を受ける。だが、兵士たちの疲労を知るダックスは、現在攻撃を仕掛ければ兵士たちが壊滅的打撃を受けると抗議する。が、軍上層部は無視、作戦は実行される。フランス軍は大敗し、ダックスは責任を問われ軍法会議にかけられる。

🔸Database🔸
・邦題 :『突撃』
・原題 :『Paths of Glory』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1957
・日本公開 : 1958/02/19
・上映時間 : 86分
・受賞 : ※※※
・監督 : スタンリー・キューブリック
・脚本 : スタンリー・キューブリック、カルダー・ウィリンガム、ジム・トンプスン
・原作 : ハンフリー・コッブ
・撮影 : ゲオルク・クラウゼ
・音楽 : ジェラルド・フリード
・出演 : カーク・ダグラス、ラルフ・ミーカー、アドルフ・マンジュウ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
原作「栄光の小径」は、第1次世界大戦中処刑されたフランス人兵士の実際の裁判をもとに書かれた。”蟻塚”と呼ばれるドイツ軍の要所を2日間で陥落させることを命じられたダックス大佐。部下を思うダックスは無謀な任務に反対するが、作戦は実行に移される。結果失敗に終わり、責任をなすりつけられた3人の兵士が軍法会議にかけられる。戦争の持つ不条理さと戦争下においての非人間的な感情を描いた反戦映画。
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