暴走族vs麻薬密売グループ。+痴話喧嘩。それ以上でもそれ以下でもない。
DVDの画質は2008年の映画にしては酷い。喧嘩シーンは手持ちカメラでの撮影だが、深作映画に影響を受けたのだろう。だが、残念ながら成功しているとは言えない。麻薬密売グループは、一応ギャングらしいが、威厳・貫禄が無さすぎて、ただの対抗する暴走族にしか見えない。何がevolution(進化)なのか良く分からない。主人公のザックは女々しくて人を信用するという事を知らない上に、すぐキレる小物キャラだし、ヒロインのファシャはアッチへフラフラこっちへフラフラする上にキレやすいのはザックと同レベル。こんなに魅力の無い主人公も珍しい。
ドリフト走行のシーンだけは、まぁまぁ観られるレベルなのが救い。あと、車のクラッシュ横転シーン。
結末がスゲー中途半端で消化不良。思わず「ゑぇ!?」って声に出してしまったくらい。キツイわマジで。