ちきぷー

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のちきぷーのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

面白い設定。

昔を振り返る形がフォレスト・ガンプと似ていた。こういうふうに振り返る作品は見てる側としてなぜか落ち着く。結末がわかっているものだからかな。終着点がここにいる読み手だからみたいな。

はじめがおじいさんで最後死ぬ時どうなるんだ!!と思ったけど、赤ちゃんのまま死んだね。どんどんデイジーのこともわからなくなっていくところ。赤ちゃんとして描かれるから見た目は普通なんだけど、デイジーにしかわからない辛さがあったと感じる。ほんとに見え方が普通と変わる面白い作品。

老けていくことに怖がるデイジー、若くなっていくことに怖がるベンジャミン。対比がされていてとてもいい。時間に逆らえないながら2人の幸せを築いていく。

いろんな恋愛をしながらも結局はお互いに相手しかいない。そういう運命なんだなぁ。

※この作品の脚本がフォレスト・ガンプの作家らしく、似た感じも納得。私はこっちの方が好き。恋愛がうまくいかないところを書くのが好きなんですねこの方。フォレスト・ガンプの時はちょっと主人公がいい人すぎるのが感情移入ほんとにできなかったから、こっちの方が入り込めました。
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