こぅ

残酷な記念日のこぅのレビュー・感想・評価

残酷な記念日(1968年製作の映画)
4.0
'24 2/14くっきりジャケ写に変更していただきました。

ロイ監督による【ブラック・ファミリー・
コメディ】。

建設業を営む裕福なタガート家では、毎年恒例の両親の結婚記念日に行われる一風変わった趣向がある。今日は末っ子のトム(クリスチャン・ロバーツ)が婚約者を連れてきた。美人だが、気の強いシャーリー(エレイン・テイラー)は、わがままで口の悪い女主人タガート夫人(ベティ・デイビス)と激突する…。

【嫁と婚約者 対 姑】【息子達 対 母】。
火花散るバトル。
要するにタガート夫人に味方はいないのだが、 、
それによって皆の本性が露わになるのも面白い。

舞台劇っぽい。

単純なプロットながら、飽きさせない脚本だ。
夫人が電話受けて〜ヘンリーの◯癖〜への展開は、
ビックリと滑稽を味わう。

開始15分以内で見事な家族構成(登場人物)
紹介と、満を持して主役登場。←これがまるで、
女王様のよう。
(テーマ曲は、ドナウ川のさざなみ。)

夫人の【毒突き】が凄い上に、流れを替えるのが、
上手い。
そして、テリーの嫁やシャーリーの反抗的言動にも
冷静で動じない、決して負けないのだ。
それは、、
相手の【弱点】を必ず握っていて、用意周到だ
からだ。

ベティの怪演は圧巻だった。

クライマックスも舞台らしい展開。
美しいシャーリーの下着姿は、サービスショット⁈

この後、ブラックな悲劇が〜〜


ラスト、◯◯小僧を弄りながら高笑いする夫人の
表情からは、不気味且つ寂しさが漂う。
こぅ

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