囚人13号

吸血鬼ノスフェラトゥの囚人13号のレビュー・感想・評価

吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)
3.8
今回やっと完全版を…。ノスフェラトゥに関する資料の文言がドライヤーと同じく、絶妙な厨二感が漂ってて香ばしい。
吸血鬼との接触も同種化ではななく噛み殺されるだけで、感染というウイルス的な面は黒死病が分かりやすく補完している。ペストを媒介するネズミはノスフェラトゥのビジュアルと同じだし、表現主義とゴシックホラーの飽和もイメージ通り。

(声が聞こえるわけないのに)めちゃくちゃな距離の切り返しが許されるのは無声映画ぽく、唐突なストップモーションが可愛くて萌えた。
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