ひゃく

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦のひゃくのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

野原家全員が夢に見た和装の美しい女性は…?

皆同じ夢を見た不思議な朝、シロが庭の土を掘り大きな穴を作ってしまう。
しんちゃんは、穴の底から手紙を見つける。それはしんちゃんがひろしとみさえに宛てたメッセージだった。
(この映画はいい意味で音が少ないなあ。)

その瞬間、夢で見た場所にタイムスリップしてしまうしんちゃん。
少し歩くと、戦いの真っ只中に出てしまった。
又兵衛と出会い、銃弾に当たりそうになる所を助ける。
(ここで過去が変わったと思われる。)

そのまま、天祥二年の春日の城に辿り着いてしまったしんちゃん。
未来から来た様子のしんちゃんを歓迎し、又兵衛の家に匿うように殿からお達しが下る。
さらに、夢で会った綺麗なお姉さん、廉姫と出会う。又兵衛と姫は幼馴染。又兵衛は独り身だが、優しく親切な男だった。

一方ひろしとみさえは、失踪したしんちゃんからの手紙を読み困惑する。過去への行き方も帰り方もわからない。
しかし、
「しんのすけのいない未来に未練なんてあるか?」
とひろしが一喝。
必要そうなものを車に詰めて、穴の上に乗る。
が、全く変化なし。
(ひろしとみさえの対応力がすごい。)

その頃城では、廉姫からの提案でひろしとみさえへ宛てた手紙を書いていた。書いた手紙を文箱へ入れる。

又兵衛としんちゃんは空を眺める。姫の話をしていると、又兵衛は姫に思いを寄せていることがわかり、秘密ごとだと金打(きんちょう)をする二人。

城下町へ降りると、カスカベボーイズにそっくりのみんながいた。性格は全く違う。ボーちゃん以外は。

夢の中のあの場所へたどり着く。
廉姫も一人で一息つきに来たが、盗賊に襲われる。カスカベボーイズが助けようとするが捕まってしまう。カスカベボーイズと廉姫のピンチに、又兵衛が助けに来る。
殺さず、金目のものを渡す又兵衛。
(ここでいかに人望のある人柄かがよくわかる。)

幼馴染二人の思い出の場所で、
廉姫から想いを伝えられるが、ドギマギして受けることができない又兵衛。

気を取り直して文箱を土へ埋めると、車ごとひろしたちがやってきた。
だが、未来へ戻れない。

城の皆へカレーやビールを振る舞い過ごすひろしだが、本に書いてあった戦争が本当に起きることを恐れる。
予想通り、城へ攻める軍勢と対抗することになった。

明け方の大きな作戦と共に野原家は逃げるように言われる。
又兵衛は、別れの挨拶をして戦へと向かう。
ひろし達は、このまま自分たちだけが未来へ帰っていいのかと悩む。

押される又兵衛達。見届けたくて裸足で駆け出す姫。
(ここの姫と婆やを見ると苦しくなる。)

車を暴走させて応戦するひろし達。お陰で一気に本陣まで到達することができた又兵衛達。
こっそりと逃げようとする敵の大将を
しんちゃんとひろしとみさえで気絶させる。
しんちゃんの説得で、首を取らずに戦争を終えた。

戦が終わった。
又兵衛としんちゃんが馬に乗り、城へ帰る。
姫が手を振って迎える。
頬を染める又兵衛。
(ここのなんといい絵か。)

銃声と共に倒れる又兵衛。

“姫が又兵衛の命を願いしんちゃんを呼び、又兵衛を最初の戦で助け、命が延びて国を守ることができた”ということに気がついたという又兵衛。

しんちゃんに短刀を渡し、力尽きる。



姫はこれからもあの場所で想う。
又兵衛からもらった刀で金打するしんちゃん。


未来へ戻ると、空には又兵衛の旗印の雲が一つ。

(2度目の視聴でやっとエンドの辛さを克服できた気がした。)
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