kazマックスグローバーレッド

さらば愛しき女よのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)
3.5
『三つ数えろ』『湖中の女』『ロング・グッドバイ』などなどこれまで色んな俳優が演じてきた探偵フィリップ・マーロウ、今回演じるのはロバート・ミッチャム。シャーロット・ランプリングにハリー・ディーン・スタントン、そして無名時代のシルベスター・スタローンと脇を固める俳優陣が馴染みの顔だからなのかこれまでのマーロウもので一番見やすかった。
ロバート・ミッチャムよく気絶するよな、「眠い目のタフガイ」と言われるだけの由縁はあります。


『さらば愛しき女よ』ではスタローン、『ロング・グッドバイ』ではシュワちゃん、無名時代にフィリップ・マーロウ映画にチョイ役として出演してたこの2人のライバル関係に運命を感じます。のちに各映画で主役を張る前からマーロウ映画で競い合ってた両者の軍配はブリーフ姿のシュワちゃんにあり。
「あいつがブリーフ一丁なら俺はオムツを履いてやる!」と言ったかどうかは都市伝説、90年代のスタローンはご存知『刑事ジョー/ママにお手上げ』でこの闘争に決着をつけたのでありました。