2024年 / 2本目
すごく素敵な一本でした。
古書の注文から始まった文通。今や思い通りに連絡が取れる世の中だし、コミュニケーションの形って様変わりしてるけど、その一通を何週間も何ヶ月もワクワクしながら待ってた訳だよね。いい意味ですごく胸が痛くなるし、とても温かい気持ちになる。
一方で現代人のコミュニケーションってどんどん表面的で薄くなっていってるよね。便利なことには変わりないんだけど。
フランクが突然去ったように、人って当たり前が続くと突然の事態を考えられなくなるもんだよね。もし、なんとなくでも分かっていたら、きっと歯冠は被せずにすぐに飛んだだろうし、そう言う意味では技術の進歩には感謝しなきゃいけないね。
この80年代の映画らしいノイズの効いた映像と、全然透明感のないこもった音楽とか音が最高にいい味出てる。
