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『ロンドンの暗い眼』に投稿された感想・評価

horahuki

horahukiの感想・評価

3.2
ロンドンというよりルゴシの暗い眼!

タイトルに先んじて、ルゴシの目元ドアップがこちらに向かって迫ってくるオープニングがサイコーなルゴシ映画。今回のルゴシは保険代理店。生命保険契約をした客を溺死させては保険金をせしめる極悪っぷり。しかも表向きは盲人施設に出資する慈善活動家を装ってるのが小物臭を加速させてて堪んない!

ルゴシが登場するだけで犯人が誰かわかっちゃうわけだから製作陣もサッサとルゴシの極悪っぷりを披露→いつものルゴシ劇場にしてしまう潔さが堪らない♪一応ミステリーの体裁は取りつつ、バディもののような凸凹警察官が主役として登場するのだけど、キャラが薄すぎてルゴシしか頭に残らない!😂

ロンドンで溺死体が最近多くて「事件では?」と気づいた警察が、被害者全員ルゴシのとこで生命保険契約をしてたことを突き止める。「私は人を助けるのが大好きなんですよ」なんてことをニヤニヤしながら言うルゴシは胡散臭さ抜群!抑えめ演技ながら抑えきれずにチラッとのぞくいつものオーバーアクトが最高!!

ルゴシを目の前にしてルーマニア人がどうとか言うドラキュラへの目配せもありつつ、今回もやっぱり手下を使役して悪ささせてるあたり、ずっとドラキュラの呪縛から抜けられないのは何だか可哀想になってくる…😭でもそんなことにめげずに今回も小物っぷりを全開に押し出してくる可愛いルゴシを見られて楽しかった!

雑なバディとチープなロマンス要素の欠点を全部ルゴシが補ってくれるいつものルゴシを愛でるための映画って感じの素晴らしさ!ちなみにジャケの怪物さんもしっかり出ます👍
テムズ川で発見された溺死体の身元を捜査する警察官が、生命保険の貸付代理業と盲人施設の慈善事業を兼任している怪しげな科学者(ベラ・ルゴシ)に接近していく。エドガー・ウォレス著「黒眼の怪物」を映像化している、サスペンス・ホラー。

科学者がヤベー人間だということを、冒頭から開示していくスタイル。表面上では盲人のコミュニティを支援しているのだが、その裏側では保険金目当ての殺人行為に手を染めていて、ナンタラカンタラのパターン。

「ベラ・ルゴシが一人二役に挑戦!」という謳い文句により、謎解きに関する余計な前知識を入れられてしまうが、父の敵討ちを目指すヒロインがやる気満々で潜入捜査をおこなうため、核心に迫っていく過程を楽しむことができる。

溺死体の表現がリアルであり、ベラ・ルゴシの手口がシャレにならないほど凄惨。イギリス映画初のレーティングH(16歳未満入場禁止)も宜なるかな。様々な意味合いで資料的価値のある作品といえる。
「魔人ドラキュラ」(1931)のベラ・ルゴシがマッド・ドクターを演じたイギリス製ホラー。原作は同国の人気スリラー作家エドガー・ウォーレスの同名小説(1924)。イギリスで初めて15歳以下入場不可とされた一本。

ロンドンでは生命保険加入者の不審な溺死が相次いでいた。怪しいと睨んだホルト警部は保険業をオーロフ(ベラ・ルゴシ)を訪ねる。オーロフは医師の資格を持ち慈善事業として目の不自由な人々の福祉施設を運営していたが。。。

シナリオ映像ともにイギリス映画らしい論理的な作りに素顔のベラ・ルゴシによる名演がマッチして意外に楽しめた。冷酷な殺害方法とジャケット画のメインを飾る盲目の大男ジェイク(ウィルフレッド・ウォルター)の怪物的なルックスはかなりのインパクト。終盤には予想もしなかった展開があり引き込まれた。

福祉施設を隠れ蓑にし障碍者に殺人をさせる卑怯な悪事は、映画史上でも先駆的なのではないか。ハマープロ設立以前の英国ホラーであり、サマーズ監督が無名なことも手伝って日本では殆ど知られていないが、西欧のホラーファンの間ではベラ・ルゴシの名演作として知られているようだ。

ユーロ・トラッシュホラーの雄であるジェス・フランコ監督の出世作「美女の皮をはがす男」(1962)は、設定&プロットともに本作から大きな影響を受けている。

※1960年代ドイツでエドガー・ウォーレス原作のクリミ映画が大流行した際、その一本として本作のリメイク「The Dark Eyes of London」(1961)がクラウス・キンスキー主演で制作された。※Filmarksには登録なし