ジニョク

セックスと哲学のジニョクのレビュー・感想・評価

セックスと哲学(2005年製作の映画)
3.0
ホントにこの作品、モフセン・マフマルバフさんですか⁉️

新境地への挑戦かしら。
“現代に問いかける愛の意味”ですって(´Д` )

ロマンチスト、ナルシスト、詩人…
ゾワゾワワワワワワワ…

エラい気持ちの悪いおじさんが主人公。

“あなたのお仕事は何?”
そう問いかける女性におじさんはゆったりと微笑みながら、
“僕の職業は、恋愛だよ”

これは下痢で病院のベッドに横たわるおじさんと美しい女医さんとの会話。
どんな時でも女性を口説くことを忘れない精神が凄い。

人はもちろん容姿ではない。
だけど、こんなセリフが様になるのはほんの一握りの人間だけ( ̄▽ ̄;)

間違ってもこのおじさんではない。

大体こいつとは最初っから合わなかった。
40歳の自分の誕生日。
ダッシュボードに火のついたロウソクを40本並べ、女に電話をかけながらクルマを走らせる。
自己陶酔型のこの男、実は四股をかけていた。
その4人の女性たちを同じ場所に集め、皆の前で一人ずつ思い出話を語り、別れを告げる。

これが40歳の誕生日を迎えたおじさんの儀式。
明日から生まれ変わるんだとさ。


保守的イスラーム社会のイランやアフガニスタンでこの作品を撮ることが出来ず、旧ソ連領のタジキスタンに行ってこの映画を作ったマフマルバフさん。
何故にですか?!笑

ストップウォッチを持って幸せの時間を計るこのおじさんに、全くなんの共感も感じられず。

ひとつだけ。
いつの間にか部屋やクルマの中が落ち葉でいっぱいに埋め尽くされて、カサカサカサカサしてたあのシーンだけは好き。


この作品でモフセン・マフマルバフさん、いったん終了です💦
観たかった『サイクリスト』は購入しないと手に入らないし(悩み中(´Д` ))、他は更に難しい〜( ;∀;)

でも、イラン探索、まだ続きます☆
ジニョク

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