不思議な映画だと思ったら、なるほど、児童小説の実写化なのか。
最初はチャーリーが主人公かと思っていたけど、後半は完全にウォンカが主人公になってた。
原作小説は全く知らないのだけど、招かれた子どもとその親の人となり、チョコレート工場のワクワクしつつ不気味なファンタジーの雰囲気、ウォンカの才能や幼稚さ、そういったところは十二分に表現されているんじゃないかな。
圧巻なのはウォンカを演じたジョニー・デップ。
このウォンカっていう、天才かつ奇人かつ幼稚かつ魅力的っていう、訳の分からないキャラクターを自然にこなしているのが凄い。
表情や目線だけの演技がエグいことになっていて、ストーリーより演技力を楽しむ映画になってしまうかもしれん。
子どもがお仕置きされるたびに始まるウンパルンパのミュージカルが素敵で楽しい。
