EDDIE

マッチスティック・メンのEDDIEのレビュー・感想・評価

マッチスティック・メン(2003年製作の映画)
4.3
ニコラス・ケイジの娘を見つめる表情が尊い!約10年ぶりの再観賞。私の中でリドリー・スコット監督といえばこれ。
潔癖症の詐欺師のもとに娘が登場。彼女に振り回されっぱなしだが、いつしか潔癖症が気にならなくなり…クライムサスペンスとして終盤の展開に唸る。

ホントこの映画が好きだーー!!

この映画はバディムービー好きの私としては最高すぎるのです。
ニコラス・ケイジ演じるロイ・ウォラーとサム・ロックウェル演じるフランク2人のバディムービーでもあるし、ロイとアリソン・ローマン演じる娘アンジェラ親子2人のバディムービーでもあるんですよね。

強迫性障害に悩まされ異常なぐらい潔癖症なロイが主人公で、彼は詐欺師。
10数年前に別れた元妻は当時妊娠しており、もし子供を産んでいたら今頃14歳という状況。
そんな彼の目の前に突然現れたのが14歳の少女で、ロイの娘だといいます。
詐欺師という明るみに出せない仕事をしながらも、やっと会えた愛娘を可愛がりたいニコラス・ケイジがまた可愛らしいんですよ。

個人的に一番好きなのは、アンジェラにロイの職業がバレてしまい、娘が懇願するから詐欺を教えるというシーン。
ノウハウは教えるけど、騙し取ったお金はちゃんと返しなさいと父親としての顔も覗かせるあたりが微笑ましい。ここは昔から何度観ても好きなシーンなんですよね。

まぁそんな2人の絆が深まる模様を見ながらも、クライマックスには驚くべき真相と衝撃が起きてしまいます。
まだ観たことないクライムサスペンス好きの方には是非とも観ていただきたい映画です。

※2021年自宅鑑賞237本目
EDDIE

EDDIE