本日の巣ごもり鑑賞。 主演のロレッタ・ヤングが悪魔的な美しさで、7歳の一人息子を愛し育てるシングルマザーを演じる。 今では何ら問題無いが、1930年代のアメリカでは「15歳で妊娠・出産」「シングルマザー」「職業不詳(ゴールガール?)」「下着姿」等々が問題視、業界の自主規制コードに触れる部分の修正などで、1934年の公開まで紆余曲折した模様。(日本では未公開。) ストーリー的にも、救いようのない性悪女が、愛する息子と、ケイリー・グラント演じる正直で善人の社長とその妻の力で、心改めまともな生活を始めようとする、心温まる映画、良い話だと思うのだけれど。 唯一残念なのが意味不明な邦題『濁流』。 原題『Born to Be Bad』を直訳すれば良いのに。