Melko

ピーター・パンのMelkoのレビュー・感想・評価

ピーター・パン(2003年製作の映画)
3.8
All children grow up. Except one…(子供はみんな大きくなる。1人の少年をを除いては…)

I do believe in fairies!!(妖精はいる!)

今日は体調があまり良くなかったので、キラキラファンタジーものを見たくて。
公開当時は思春期に差し掛かかってたので、なんとなくスルーした作品。あれから20年か…
ディズニーランドの入り口でかかってる、無条件にテンションの上がるキラキラ音楽は、これだったのか!!音楽担当したのはジェームズ・ニュートン・ハワードだったのか。どうりで〜。子供のワクワク感を煽る音楽がホントに巧み。

ティンカーベルが好きな自分としては、彼女が大事にしてる無邪気な”永遠の子供”ピーターを、母性を使って誑かしてる(ように見える)ウェンディのことがどうも好きになれず、この作品においても後半までは割と同じ感情で見てしまった。
けどラスト大一番でのフック船長の反撃にシオシオになってしまうピーターを奮い立たせたあの方法!あれは良かった◎
舞い上がるピーターが漫画みたいなエフェクトかかって、可愛い。笑

ジャケットで見るよりウェンディは可愛かったし、メガネの生真面目ジョンは意外とイケメンだったし、ロストボーイズ達もあどけなくて可愛かったし演技も上手かったし、小心者のパパとワイルドなフック船長の二役を演じたジェイソン・アイザックスも良かった。(この人はやはり悪役でないと!)
ただ、もうこの作品はピーターパン役のジェレミー・サンプターくんあってこそ。
無邪気な笑顔に憂いを帯びた切ない顔、子供向け映画スレスレの顔の近さでのウェンディとのロマンスに、なんとアクションは全て1人でこなしたのだとか。なんでも毎日5時間近く剣術の練習や筋力トレーニングに励んでいたのだとか。す、すごい。努力の塊。
更に、撮影開始当初約155cmだった身長が撮影期間中に約20cmも伸びてしまい、一部シーンの取り直しや編集での調整が必要だったそうな。撮影当時13歳とかだもんなぁ。背も伸びます。大人になんてなりたくない!なピーターパンにピッタリな配役だった。
(そんなジェレミーくんは今や身長188cmのおじさんに。成長なされて…)

お話の展開も超子供向けなのに、超軽率にバンバンフックが手下を殺したり、ちょっとビックリするんだけど、、あれは、怪我しただけってことにしとこうか。

「私たちのこと忘れないでね!」
「お話を聞きに来るよ」
「それが、彼をみた最後でした」
えぇ?!まぁ…思い出は綺麗な方がってのもあるしなぁ。。(悲)

セントバーナードのナナ可愛かったあ!
誰がなんと言おうと、あなたは立派な乳母よ!
Melko

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