婚約者を無惨に殺害されてしまった国家情報院捜査官スヒョン。犯人に同じ苦しみを与えるため復讐に生きる。
残虐な殺人と雪と血のコントラスト、冷たい
青白い映像から、カーアクション、アクション、復讐。
最愛の人を亡くした男はただただ復讐に生きる。彼女の受けた痛み以上のものを与えるため、悪魔に身を売り、悪魔以上の悪魔になったスヒョン。痛みには痛みを、残虐でスマート、目が離せないアクションの数々。彼の痛み苛立ちを共有し、気がついたら応援している自分がいる。
復讐が復讐を生み、1体1の戦いに。サイコパスに痛みは通じない。復讐で痛いのは自分自身で、何も解決しない。それでもそれしか道はなかった。
生まれつきの悪魔、悪魔になろうとした悪魔。最後に勝つのは?トラウマレベルのラスト、苦しくて切なくて、それでも続いていく重く暗い日常に心が重くなる。それでもラストの涙で少しは心が軽くなったのだろうか。