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顔のないスパイのkojikojiのレビュー・感想・評価

顔のないスパイ(2011年製作の映画)
3.8
No.1668 監督はマイケル・ブラント
「3時10分決断の時」の監督さん。この作品はかなり面白かった。

 スパイ・サスペンスという分野。評価はあまり高くないようだが、最後まで張り詰めた雰囲気が続いて私には面白く感じた。

 20年以上「顔のないスパイ」カシウスを追って来たポール(リチャード・ギア)。一旦は引退していたが、ロシアと繋がりのある上院議員が殺されたことで呼び戻されることに。今回の相棒はポールに憧れる若きFBI捜査官ベン(トファー・グレイ)、しかし二人が捜査を続けていくうちに、その顔のないスパイには、とんでもない秘密が隠されていることを知ることになる。

 映画の中盤には、観ている我々も大体謎が解けていき、なんだか拍子抜けの感があるが、ラストでもう一回ドンデン返しを準備していて、なかなか面白いと思うに違いない。

 この映画、2011年の作品だから、リチャード・ギア62歳。相変わらずのロマンスグレイで往年のダンディさに珍しく荒々しい部分を見せて、結構魅力的だった。
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