上海十月

大阪物語の上海十月のレビュー・感想・評価

大阪物語(1957年製作の映画)
3.3
溝口健二、死の直前に企画した映画。観ながら、溝口健二は、どうしたいんだろうと言う感じ。リアリズムの溝口には、コメディ色が強い題材な感じですね。中村鴈治郎の見事な演技で観れるが凡庸なストーリーだ。落語みたいな話なのを本当に溝口がやるとは思えない。吝嗇な親父の一生を冷徹な感じで描くつもりだったのではないかと予測。吉村公三郎なので可もなく不可もなく。
上海十月

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