Melko

プリンセス・ブライド・ストーリーのMelkoのレビュー・感想・評価

3.6
”I died that day!((私はあの日死んだの!)”

“Oh no no please. They're kissing again! Do we HAVE to hear the kissing parts?"

フィルマを始めてすぐの頃(4年くらい前)に📎したままだった作品。アマプラの100円レンタルに来たー!やっと鑑賞できた。

病気の子供に読んであげるお話はなかなかヘンテコ。
すれ違いの男女に、父の復讐を誓う剣士に、力自慢の大男
ヘンテコな登場人物に何癖もあるストーリー、大自然のロケーションとセットが組み合わさった感じも相まって、ネバーエンディングストーリー見てる気分

主役の男女バターカップとウェスリーがお互いに金髪碧眼で、バービーとケンを見てるようだった
顔面偏差値が割と高いので、見ていて飽きない
だがそんな純粋に愛し合う微笑ましい2人を見事に食ってしまったのが、最終的に2人の従者となる剣士と巨人だ
ウェスリーと剣で華麗に戦う剣士イニゴはスペイン系。父を殺した相手を20年追い求める熱血漢。
一方の巨人フェジクもウェスリーと対峙するが、心優しく情けもかける男。
終盤はある理由で四肢が不自由なウェスリーを担ぎ彼の知恵の助けを借りながら、憎き敵との決戦に挑む。監督のこだわりなのか、イニゴのパートに尺が割かれすぎてる気が。笑

てか、巨人がアンドレ・ザ・ジャイアントに似てるなーとか、孫に物語を聞かせるストーリーテラーなじいさんが刑事コロンボのピーター・フォークに似てるなぁと思ったらどちらも本人だったと知り、衝撃!!2人とも物語の最後まで良い味出してました。
これは2人の資料的に良い作品かもしれん。

ただ、前述した通り、イニゴの剣捌きおよび復讐パートに尺が割かれすぎて他に見せて欲しいところが色々あったり、
基本的にはセリフややり取り含めコミカルなのに、案外サクッとモブキャラ殺してたり、かと思ったら1番殺されて然るべき王子は何故か生かされたままだったり、展開的によく分からんところが色々。。
ヒロイン バターカップが基本的に自分からは何もしない受動的な振る舞いなのは、時代故なのか。
待ってても来ないなら自分から探しに行きなよ!来ないからって簡単に死のうとするんじゃない〜!

赤いヒラヒラした動きにくそうでしかないドレスは石岡瑛子さんのドレスのようだったし、ウェディングドレスとかも含めてドレスデザインが可愛かった。

ラブストーリーではあるので、聞かされる孫がたびたび「またキス?」「もうキスはいいよ。」ってうなだれるのが面白かった。笑
Melko

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