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生きてる死骸
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『生きてる死骸』に投稿された感想・評価

lemmon

lemmonの感想・評価

4.0
めちゃめちゃ面白かった😁。

ヒロインの苦悩は貧困がもたらすものか。
環境が違えば、真っ当に生きたであろう哀しさ。
正義感が強いとも言える、あのお荷物姉妹に対しても、幸せにしてあげたいと奮闘。

ヒロインの行動は見ていてイライラするが、それは人が良いから。
切ってしまうのもありだと伝えたくなる。
でも頑なにそれはしない。
かつヒロインを悩ませる姉妹に、親戚にとまあ、揃いも揃ってクズ。
観ていて腹が立ったが役者陣が巧いのなんの😤😆。

本作、サスペンスとしてもアイディアが楽しかったし、エンタメ度合いもちょうどよかった印象😊。


何よりアイダルピノ。
素晴らしかったなあ。
確認すると長女役だけど妹たちが実際は10歳以上年上。
だけども、長女としての包み込む深さも感じれたし、繰り返すが、何か違えば彼女には違う人生が、、、😖。
本作の肝は、ヒロインへの同情心を掻き立たせられるとこかも。
同情って苦手だけど。


邦題、、、なるほどなあ🤔。
iceblue

iceblueの感想・評価

3.7
頭のおかしい妹達の面倒は自分がみなければいけない。
逃れられない運命にからめとられた生真面目な女性。
すごいタイトル…。原題からすると自分を犠牲にして人生をあきらめてしまったということなのでしょう。

辺鄙なイギリスの片田舎のお屋敷で家政婦をしている女性のある計画。そこへ登場するのは予期せぬ第三者…。
霧に煙った湿地帯のお屋敷。木切れや墓石に文字の書かれたオープニングがサスペンス風の幕開けでなかなかいいです。

妹達は確かに社会不適合だけれど、この女性もやっぱりどこかおかしかったのかも。
いや、すべてうまく行けば幸せになれるというただその一点に向けた執念か。
それにしても…。妹達の台詞に脱力。彼女が不憫に思えます。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.8
「生きてる死骸」

冒頭、ここはおとぎ話の国なのだろうか。荒涼とした大地に佇む古民家。そこに住む富豪の夫人、家政婦の女、謎の青年、情緒不安定な妹2人。貝殻、鳥の死骸、絞殺、桂、手紙、シスター。今、生きているはずがない人物が目の前に現れる…本作は恐怖劇流行の波にのったレジノルド・デンハムとエドワード・パーシー合作の舞台劇の映画化で、チャールズ・ヴィダーが監督を務め、脚色には原作者の一人デンハムが携わってる。この作品はヒッチコックの名作「サイコ」や「狩人の夜」の原点ともいえる古典的スリラーとして有名で1941年のモノクロ映画だ。後に映画監督としても活躍したアイダ・ルピノが主演である。この度、初DVD化され初鑑賞したが面白い。特に当時23歳だったルピノの芝居と雰囲気が最高である。


この映画見るとどうしてもブロンテの小説を連想させる。



さて、物語は裕福な夫人の家政婦として働くエレンのもとに一通の手紙が届く。それはロンドンに残してきた2人の妹が暮らすアパートの家主からのもので、妹たちの迷惑行為によって他の住民から苦情が出ているので、すぐに退去させる事、できなければ2人を施設へ送るとの趣旨である。彼女の妹たちは精神的に不安定で、人とはうまくコミニケーションが取れない。そうした中、フィスク夫人(裕福な家主)に彼女は頼み事をして、急遽ロンドンに妹たちを迎えに帰る。彼女と入れ替わりにアルバートと言う青年が訪ねてくる。その男はエレンの甥と名乗り、興味を持った夫人は彼に大金を貸す…軈て、ロンドンから妹2人を連れて戻ってきたエレンは妹2人が貝殻や死骸などを持ち込んでしまい、夫人の逆鱗に触れて、出て行けと言われそれに頭にきた彼女が夜な夜な夫人の寝室に行き絞殺する…


本作は冒頭から魅力的である。どこかの沼が写し出され、タイトルロゴが出現し、そこには様々な鳥が立ち尽くしている。そして霧に包まれた古民家がそびえ立つショットが映り込み、アンジーと言う管理人からの手紙を受け取る女性エレンの姿、どうやらロンドンに置いてきた妹たちが住人らの苦情を知らせる手紙の様だ。続いてこの家の夫人が現れる。

家政婦のエレンは夫人に情緒不安定の妹達を家に泊まらせて欲しいと懇願する。夫人はしぶしぶ1泊、2泊程度ならいいわよと答え、エレンは感謝する。そして馬車に乗ってきたベイツの姿が捉えられる。夫人は遅すぎるわよと軽く怒る。そしてその場所にはエレンが乗り、彼女を駅まで送る。そして夫人たちとお別れをする。

そして夫人がピアノを弾きながら歌を歌う。そこに1人の青年が現れる。夫人はどなたと答え青年は入ってもいいかと言い、2人は家の中で会話をする。そして青年はわざと悩んでいる表情を見せて夫人にお金をせがむ。夫人は金庫からお金を差し上げる。続いて、妹2人を馬車に乗せて夫人の家へ戻ってきた家政婦のエレンの姿が映し出される。そして夫人に妹エミリーとルイーザを紹介する。

エレンと妹たちは家の中に入り、2階の部屋へ案内される(ここまでのいきさつで、かなり妹たちは夫人に対して失礼な態度をとっている)。翌朝、夫人が大切にしていたショールを台無しにして夫人がショックを受ける。次から次えと厄介事を生み出す妹たちに滅入ってしまう夫人。また、違う家政婦の女性もうんざりしている。

そして妹2人が外で見つけてきた貝殻や鳥の死骸をテーブルの上に置いて、貝殻でテーブルが傷ついたことによって夫人が激怒する。それに対してお姉さんのエレンが静かにしなさいと妹に言って泣いてしまい、それの騒々しさで夫人が私の方まで気が狂いそうと言う。それに対してエレンは少し不満げな態度をとる。妹たちを2階に上がらせ、夫人との会話が始まる。

そしてその会話で、夫人がエレンに対して妹をさっさと追い出してそこからあなたも出て行きなさいと言ってエレンがそれにショックを受け一線越えたかのように彼女の表情がこわばる。だが、夜な夜な夫人の寝室に行き、先程は失礼しましたと謝る。そして手紙の内容を伝えて精神病院に放り込まれる妹たちをどうにか守りたいんですと話す。そして与えられた条件付きでの事柄を夫人に話す。だが、夫人は考え直そうとはしない。

そして、エレンはとある作戦を実行する…と簡単に説明するとこんな感じで、この作品は夫人に怒りを持った姉貴であるエレンが彼女を殺してしまうまでの話とその後の話の2分割劇である。



やべぇ、、この映画始まって20分経った頃からかなり面白い展開になってくる。まず2人の妹が夫人の家に到着した途端に、失礼な態度を取り、徐々に不安を煽り立て始める。この演出はかなり観客としては素晴らしいものだと感じる。ここから一切退屈せずに映画に集中…いや夢中にさせる。この映画は不条理、もしくは理不尽な要素が大いに含まれる。

いゃ〜ロケ地になっている場所がどこかわからないが、もの凄いおとぎの国のような荒れた土地で非常に雰囲気が出ていて良い。まるでこの夫人の家が魔女の家のように見えてしまう。外は枯れた木しかなくて、霧が立ち込み、ダークファンタジーを見ているかの如く。

そんで夫人が旅行に行った程にして夫人の家を乗っ取ったエレンの前に現れるキャラクターとしては冒頭に来た青年のアルバートが徐々に奇妙な行動し、レンガで何で塞がれているのかなどと色々と探り始める緊迫感ある推理的なシーンも非常にワクワクドキドキする。それともう1人の家政婦の女との情事や戯れも面白い。

この徐々に追い詰められていくエレンの心境が非常に映像から伝わる。やっぱり人間隠し事はできないなぁと思わされるような。特にあざとくアルバートがエレンにボディーブローのようにじわじわと真相を小出しに行って彼女を追い詰めていくシーンが音楽と共にかなり迫力と緊張感があって面白い。まさか後に監督業として「ヒッチハイカー」を監督したルピノがこの作品に出演していたとは、かなりインスパイアされたんだと思う。

そしてあのオチ、、まだ未見の方はオススメだ。

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