ナツミオ

胸に輝く星のナツミオのレビュー・感想・評価

胸に輝く星(1957年製作の映画)
3.6
NHK-BSPプレミアムシネマ録画鑑賞

少し毛色の違う西部劇⁈

予想以上に面白い作品でした♪♪♪

ヘンリー・フォンダ、アンソニー・パーキンス共演。ベテランの賞金稼ぎと新米保安官との絆を描く西部劇。監督は「ウィンチェスター銃’73」の名匠アンソニー・マン。

録画日
デジタル衛星ハイビジョン
2023年10月13日(金) 午後01:00 〜 午後02:33

原題 『The Tin Star』

1957年米作品モノクロ93分
監督 アンソニー・マン
原案 バーニー・スレーター  ジョエル・ケイン
脚本 ダドリー・ニコルズ
音楽 エルマー・バーンスタイン
撮影 ロイヤル・グリッグス
出演 ヘンリー・フォンダ アンソニー・パーキンス ベッツィ・パルマー リー・ヴァン・クリーフ 

翻訳者 仲村涅和香子

(NHK番組内容より)
ヘンリー・フォンダ、アンソニー・パーキンス共演。ベテランの賞金稼ぎと新米保安官の絆を描く西部劇。賞金稼ぎの流れ者ガンマン、モーグ(フォンダ)は、金を受け取るために訪れた町で、保安官を引き継いだばかりの若者ベン(パーキンス)と出会う。悪党たちに立ち向かい命を落としそうになったベンを救ったモーグは、ベンに拳銃の使い方や心構えを指南するが…。
「ウィンチェスター銃’73」など数々の名作を手がけたアンソニー・マン監督の演出がさえる。

バーニー・スレイターの原作をダドリー・ニコルズが脚色、アンソニー・マンが監督した異色西部劇。
“修正主義西部劇映画“のジャンルに分類されるそう⁈(忘備録へ)

タイトルの「胸に輝く星」とは保安官バッジの事。

ヘンリー・フォンダが素性不明の賞金稼ぎ。
アンソニー・パーキンスは、新米の保安官。
この二人の師弟関係、フォンダが世話になる家は母子二人の訳あり家族、そして街には、因縁の厄介者。
そして、フォンダたちに理解を示す老ドクターに絡む事件が起きるが⁈

結構、楽しめた西部劇。
師弟の絆、フォンダと母子家庭の信頼関係も出来てくる。それぞれの人物描写もよく描かれている。

街の因縁の厄介者以外にも、別のヴィラン兄弟との戦いもあり、その兄弟の兄貴役に
若きリー・ヴァン・クリーフも出ていて、中々、面白い西部劇でした♪♪♪



【忘備録】ネタバレ無し
(キャスト)
・モーグ・ヒックマン Morg_Hickman
ヘンリー・フォンダ

・ベン・オーエンス Ben_Owens
アンソニー・パーキンス

・ノナ・メイフィールド Nona_Mayfield
ベッツィ・パーマー

・キップ・メイフィールド Kip_Mayfield
マイケル・レイ

・ミリー Millie
メアリー・ウェブスター

・マコード医師 Dr.McCord
ジョン・マッキンタイア

・ボガーダス Bogardus
ネヴィル・ブランド

・エド・マクガフィー Ed_McGaffey
リー・ヴァン・クリーフ

・ジーク・マクガフィー Zeke_Mccaffey
ピーター・ボールドウィン


【修正主義西部劇】
・1960年代初頭以降、アメリカの映画製作者たちは西部劇の伝統的な要素に疑問を抱くようになり、西部劇映画は「ヒーロー対悪役」という善悪二元論からの脱却を目指し、登場人物が暴力的手段で物事の解決を図ることに観客が疑問を抱くような内容に変化していった。
また、従来「野蛮人」として描写されていたネイティブ・アメリカンを積極的に題材にするようになったことも修正主義西部劇の大きな特徴の一つであり、『シャイアン』『ワイルドバンチ』『昼下りの決斗』『馬と呼ばれた男』『砦のガンベルト』『小さな巨人』『ソルジャー・ブルー』『荒野に生きる』『アウトロー』『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『許されざる者』『クイック&デッド』『デッドマン』が代表的な修正主義西部劇映画に挙げられる。
1960年代以前に製作された作品で修正主義西部劇に該当する作品として、女性キャラクターに焦点を当てた『女群西部へ!』や、コマンチに育てられた白人ガンマンやリーダー的立場にいる女性キャラクターが登場する『襲われた幌馬車』がある。
(Wikipediaより)
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