ビッグ・フィッシュの今宵のネタバレレビュー・内容・結末

これすごすぎる。
子供を育てるってこういうことなのかもしれない。

出だしからしょうもなファンタジーの感じで大丈夫かこれって気持ちで見てたけど、最後は今までにないくらい号泣した。ティム・バートン作品の雰囲気が、父が子に語る作り話のマッチしているし、その外側に現実の親子関係があるっていう構図が良い。ずっと話を聴かせていた息子が、自分の理想的な最期を病室の枕元で語ってくれるなんて、こんな嬉しいことはないよな。自分が魔女の目の奥に見たのは、まさに息子の話の通りだったはずだ、そう考えながら迎える最期はどれほど穏やかなことだろう。主人公にとっては空想のキャラクターだったカールや団長たちと実際に会い、父の思い出を語り合うなかで、さらに深く父のことを想うんだろうなあ。下世話なシーンが少ない（牛乳屋のくだりくらい？）点も評価したい。

ヘレナ・ボナム＝カーターほんと大好き！
『レザボア・ドッグス』のミスターピンクが出てた。