いの

ガンマン無頼のいののレビュー・感想・評価

ガンマン無頼(1966年製作の映画)
3.6
〈いの鑑賞作品/ただし*は未鑑賞〉
1966年『続・荒野の用心棒』・・・DJANGO
1966年『真昼の用心棒』
1966年『ガンマン無頼』←←ココ
(1967年『キャメロット』*未鑑賞)
1968年『豹/ジャガー』
1970年『ガンマン大連合』
※西暦年は公開年
*未鑑賞&マカロニじゃない


ジョン・ウィック再鑑賞したら、フランコ・ネロ出演作のうち未鑑賞のマカロニを観てみたくなりました。上記年表は、わたしが鑑賞したフランコ・ネロ出演のマカロニ作品ですが、自慢したくて一覧にしたわけではなく、フランコ・ネロがいかに売れっ子俳優であったのかを、この表からお察しいただけると思ったからです。しかも、1966年から1970年までフランコ・ネロは全部で17作品に出演していたようなので、上記年表はほんの一例に過ぎません。


DVDの特典映像には、フランコ・ネロのインタヴューが収録されていました。かなり時間が経過したあとでのインタヴューだと思うのですが、フランコ・ネロがこの映画の制作時のことを、いくつか鮮明に記憶していることに驚きました。超売れっ子だった頃のことって、ほとんど記憶に残らないだろうと思っていたので。この作品のことよく覚えているんだと、フランコ・ネロはご自分でも言っていました。「4月から5月に撮影したんだ」とも(俺ちゃんよく覚えてるだろ!ドヤっ)。

アメリカ映画の『キャメロット』の撮影が迫っていて、その監督から毎日電話がかかってきたこと(今作でアクション頑張って怪我などしてないか心配して)や、同じ場所で撮影していたイーストウッドと毎日会って一緒に馬を走らせたこと、ジョン・ウェインから貰ったアドバイスを守っていたこと。その語り口からフランコ・ネロますます好きになりました。


さて、今作の感想ですが、そんなフランコ・ネロの主演映画なので、フランコ・ネロの決めカットがいっぱい。帽子と膝上のコートは共にブラウンでその姿はモチロン格好いい! フランコ・ネロが演じるバート・サリヴァンという人物は、7歳の時に父が殺されたというのですが、10歳差以上あると思われる弟がいるので、???となりました。彼が会いたかった人物(悪党)は、会いに行くとすぐに秘密を彼に打ち明けたりするので更に???ってなりました。終盤の集団戦はちょっと面白かったのですが、わたしがフランコ・ネロでもあの作戦は思いつくと思うので、あたしってえらい!ってなりました。この映画のストーリーをわたしは1年後に覚えているだろうかと思うと、その自信は全くありません。まっ、いっか


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メモ

ジョン・ウェインからのアドバイス
・馬を慎重に選びなさい・・・大きすぎる馬を選ぶと、観客は馬に注目してしまうから、馬のサイズには要注意
・(ユーモアを込めて)「ウェスタンには2つしかない。帽子を被ったときと 外したとき」


どうやらフランコ・ネロは、この映画がマカロニ・ウェスタンというよりもアメリカン・ウェスタンっぽいところが気に入ってるみたいね。嗚呼💧
いの

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