いわやん

さらばラバウルのいわやんのレビュー・感想・評価

さらばラバウル(1954年製作の映画)
3.6
ラバウル戦線の日の丸飛行隊。
若林率いる航空隊は、米国の「イエロースネーク」に悩まされて、毎回の戦闘に犠牲を出す。

兵士は、ラバウルのバーでやるせない想いをぶつけ、「死」を意識する日々。

ある日、因縁の「イエロースネーク」を撃ち落とし、捕虜として尋問するが、米国側の考えに、当惑する若林。
米兵は、まるでスポーツの様に戦闘を語り、「死」を意識する日本軍の在りかたを非難する。

若林の中で、何かが変わり遭難した野口機を救出に・・。

この作品、実は後の傑作「ゴジラ」の
製作、田中友幸。監督、本多猪四郎。特撮、円谷英二が「 ゴジラ」の直前に撮られた作品です。

キャストでは、平田明彦が準主役で元々「ゴジラ」の主役候補でしたので、なるほどと思いました。

あと、「妖星ゴラス」の池部良、「獣人雪男」の根岸明美、「マタンゴ」の久保明、「ラドン」の佐原健二、それに三國連太郎に岡田茉莉子と、ある意味豪華なキャスト陣。

最後の「ラバウル小唄」にはやるせない感情が・・。
いわやん

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