晩春と来まして、今回は麦秋です。次はなにが来るかもうバレてしまいますね。
本作も娘の結婚についての話です。ただし、晩春よりも娘を取り巻く人々の数が多いです。だから家族や友人等、娘を案ずる様々な人々の…
みな幸せであって欲しいと心底思わせられる、家族、ご近所、友人たち。人物が去ったあとカメラが残る数秒の「間」に、置いてけぼりになったような淋しさを覚えるのも、この人たちのことが大好きだからなのでしょ…
>>続きを読む紀子の結婚問題が軸にあっても、観賞後にズシっとくるのは老夫婦の哀愁。そういえばタイトルは『麦秋』だったと思い出す。
北鎌倉に移りたくなる。老後は大和もいい。かの地には、まだこの情景が残っているだろ…
登場人物の、穏やかな表情がいい。 お姉さんが台所の電気をパチンと消すシーンがすき。
原節子 とくべつにすきな顔というわけじゃないのに、なんだか癖になる。かわいらしい。杉村春子さん 嫌なやつ、と…
麦秋の意味するところは。
終戦間もない日本の家族にも普通の生活がすこしずつ戻っていた。母親に先立たれた父親の元にずっと居たいと思う父親は、苦労して娘を嫁に出す。それが、父と母の最期の仕事のように…
初小津映画。
私が知らない日本がありました。
小津調と言われる独特の撮影方法があるというのは聞いたことあったけど、人物を撮る時の構図が観ていて気持ちよかった。
原節子、ニコッと笑う仕草が可愛い。…
相変わらず原節子は爽やかな笑顔をしていて、家の中をスタスタと早歩き。三宅邦子にはいつもの息子達(實&勇)がいて、東山千栄子は遠くを見ながらなにかしらに思いを馳せている。男たちは皆穏やかな感じでイヤラ…
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