【さすがに遠藤を使うのは勇気がいる】
役者ではない八木亜希子と田中直樹をメインに据える勇気と、それに応える二人。八木亜希子なんて元から役者やったかのように自然体。
若い夫婦が待望のマイホームを新築。夫婦が家を建てるドタバタをコミカルに描いた作品。
三谷作品の好きなところは(他のレビューでも書いたけど)、豪華な役者陣が好き勝手に自分のエピソードを演じていて、エピソードが大渋滞しながら最終的に一つのお話として収斂していくところ。
『ラヂオの時間』『THE有頂天ホテル』など。ごちゃごちゃした群像劇が真骨頂だと思う。
そう言う意味では普通だったかな。あんまり安心して観る事ができない方が三谷幸喜らしくていいのだが。
個人的には八木亜希子が出ていたのでそれだけで満足なのですが。