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ビースト 獣の日のcyberiancorgiのレビュー・感想・評価

ビースト 獣の日(1995年製作の映画)
3.5
悪魔と会うために次々とこすい悪事を働く神父さん。彼の思い描く悪が軒並みそうでもない悪行なのが、逆に彼を善人たらしめている。
しかし、彼も世界を守るために悪魔と対話しなくてはならない。会うためには過激にならざるをえない。
善人はどこまで行けば悪人になれるのかの挑戦にも見えるし、善人はどこまで行っても善人であるのだと人の善性に触れることもできる。
悪魔の復活なんて嘘か真実かも定かではなく、行き当たりばったりの行動かと思えば次第に人は集まり、核心にも迫るこの流れは、何か運命論的な大きな意志もあるような錯覚が起きる。
そしてラストには歯車がカチッと噛み合うように、今までの事象が繋がりハマり出す展開にとてつもない気持ち良さがある。
世界は確かにピンチだった、そして彼らはその危機を救った。こうやって世界は人知れず誰かに守られている。
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