トランスマスター

世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃すのトランスマスターのレビュー・感想・評価

2.0
♯71 レイ・ハリーハウゼン

アマプラでまもなく配信終了の映画を漁っていたら…。
ジャケットのイラストが戦前の少年誌のようなそそる作品を発見。
皆さん邦題の語尾を読んで下さい。
【襲撃す】w
普段こんな日本語使いますか?

早速レビューす

舞台は50年代の米国
主人公は科学者。
主人公の妻は米陸軍元帥の娘。
2人はキューバに現役で走ってそうなクラシックカーでドライブ中に空飛ぶ円盤に遭遇する。
後に主人公の職場の無人打ち上げロケットがやたらと墜落するのは空飛ぶ円盤の仕業だと判明。
こちらの直接攻撃を受け付けないATフィールドと触れたものを消す怪光線、自動翻訳機、薄型液晶テレビなどの高度な文明を持つ異星人と最初から好戦的な米軍のよくあるストーリーのSF映画です。

◆良い点/注目ポイント
・モノクロの作品をカラーで再現したという凝った作品。
・後半のワシントンD.C.の建造物の破壊は、ストップモーションという気の遠くなるようなレイ・ハリーハウゼンの職人芸。
・もしこの作品が日本語吹き替えなら主人公の奥さんの声はゆりあんのモノマネのようになるでしょう。

◆改善点
・当時の特撮としては凄いとおもうのですが、やたらと作戦会議が多すぎて中弛み気味です。

◆総括
・やはりハリーハウゼンの特殊効果は近代のSFよりも古代ギリシャや中世のアラビアを舞台にした作品の方が、良い味が出て
最新CGを使った現代の作品と互角に渡り合えるほどのエンタメ作品に昇華すると思います。

-2020年71本目-