ちゃろ

アキラ AKIRAのちゃろのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
3.2
本年度1本目の映画。原作?は未読。1988年に制作されたと思えないほどの映像美とデザイン、そして作画。セリフ1文字毎に口が動くから逆に違和感を覚えるレベル。バイクや作中の機械系のデザインはとても細かくこだわりを感じる。

内容についてだが、正直1回の視聴では意味不明。AKIRAがどういう力なのか作中でちゃんと説明されてないあたり、力そのものではなく、人智を越える力の存在が重要だったのではないかと個人的には解釈した。人智を越えた力を扱い、失敗していくことで人智の範囲に収めて人間は進歩していくっていうテーマなのではと考察。インターネットやAIといった技術も当初は煙たがられていたり、使われ方が間違ってしまっていたりしたけど、今や日常生活を便利にしてくれてるし。

考察が必要な作品ではあるが、謎の「凄み」があり、なぜか目が離せなかった。「パプリカ」とかでも感じたけど昔のアニメ映画のあの「凄み」はなんなんだろう。

正解がわからないからとりあえずちょっと原作にも目を通してみたい。
ちゃろ

ちゃろ