Keigo

オールウェイズのKeigoのレビュー・感想・評価

オールウェイズ(1989年製作の映画)
3.5
なんか不思議なバランスの映画だ…
なんだろう…最初は大人の恋愛モノかな?と思ったけど、大人っていうより良く言えば純粋、悪く言えば幼稚な恋愛というか…
なんか登場人物たちの年齢がどれぐらいなのかいまいち分からないし(劇中で描写されてた?)、見た目と精神的な年齢が噛み合ってないような感じ…

スピルバーグってここまでだと恋愛モノは初めてかな?まぁシュガーランドエクスプレスは夫婦だったし、インディ・ジョーンズでもエッセンスとしてはあったけど。なんかその辺はあんまり良くなかったかも…そもそも恋愛モノってことでもないのかな。

ただ飛行機の描写はやっぱりカッコよくて、『太陽の帝国』でもそうだったけど、やっぱりスピルバーグは飛行機好きなんだなーと。そして山火事のシーンとかそこに突っ込んでいく飛行機のシーンとかすごかったな。あれどうやって撮ったんだろ…CGじゃないよな。ミニチュア?全然そうは見えなかった。すごい。あとダンスのシーンも良かったな。

途中出てくる天界の案内人みたいな人がやたら綺麗な老人で良い違和感を残してて、観終わってキャストの欄見たらなんとオードリー・ヘップバーン…!しかもなんと今作が遺作だと…
そこまで出番は多くないけど、出演していることを知らずに観てもやっぱり存在感あったしあんなにオーラあるんだなと、大女優の偉大さにしみじみしてしまいました。

さぁスピルバーグもそろそろ折り返しぐらいだろうか。こっからどうなっていくか。
Keigo

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