1942年の当時フランスで実際にあったユダヤ人迫害事件の史実を背景に作られた作品だけあって見ていてしんどかったです。
他のユダヤ人迫害ものもキツいものがあるのだけれど今作は10才の少女が迫害されながら生きようとする姿が見ていて辛い部分も多くなんとも言えなかったです。
サラは弟を家の納屋に隠し納屋の鍵を持ったまま収容所に連れて行かれてしまい弟を納屋から助け出さなくてはという思いに逃避できたから生きていけたのもあると思う。
サラが納屋の鍵を開けた後は言わずもがなでユダヤ人ということを隠しながら生きていくのは精神的に辛かったんだろう。
ジャーナリストのジュリアのセリフで「真実を知るには代償がいる」とあったけどどんなことでも真実を知る大切さはあるんだなって思えた作品でした。