もやし

ヒッチャーのもやしのレビュー・感想・評価

ヒッチャー(1986年製作の映画)
4.8
だいぶ前から気になってたやつ。

居眠り運転で何度も死にそうになる青年が寝覚ましも兼ねてヒッチハイカーの男を乗せる。
どこに行きたいんだ?と聞いても何度も誤魔化してくるの笑ってしまう笑

どうも殺されそうだ。

青年は咄嗟の判断でヒッチハイカーから逃げ延びる。

その後も男はヒッチハイクを繰り返し、次々と人を抹殺していく。それもわざと青年にわかるように。
もうこれは警察を呼ぶしかない。必死の思いで電話を探す。


最初はただのヘナチョコボーイだった青年も段々と面構えが変わっていって状況判断能力が研ぎ澄まされていくのはかなりの見所。

もう正直ここからは何をしても無駄。
実はこの作品は全体を通してリアリティ皆無。ヒッチャーはもはや悪人というよりは悪という概念になっていく。
ここまで来るとターミネーターと何ら変わらんよね笑


でもこのヒッチャーは自分から唯一逃げ延びた男ということで、青年をかなり高く買っていて、青年を追い回す割に実際追いつくと何もしない。常に判断力を問い、真綿で首を絞めるように周辺の人間を抹殺していく。
かなり印象的なあのヒロインが… トラウマだよこんなの。


もう概念との戦いということで、鉄壁の精神を持って挑み続けるしかない。
ヒッチャーの望みはただ一つ。「俺を止めてくれ」
もやし

もやし