吉田監督の新作だー!やったー!絶対見る!
と思ってたけど予告編見てキッツってなって一気に見たくなくなった… けど結局我慢できなくて初日に見た。
我が子が失踪してひたすら探す話。
少しでも助けになればとテレビ取材をし続ける愚直な記者。しかし結局は視聴率至上主義。上司からはもっと過激な内容を入れ込めと迫られる。
視聴率どころかもはや炎上を焚き付けることを狙っているマスメディア、という演出は現代ならではな感じがしました。
そして、ネットの誹謗中傷。母である石原さとみはネットのコメントを見るのが止められなくて、どんどんヒステリックになっていく。
マスメディアの炎上商法。誹謗中傷。今の時代まともな感覚の人なら誰もがおかしいと感じてることをはっきり代弁してくれた映画だと思う。
この映画はとにかく泣く、泣く、泣く、泣く、の映画でした。
物語の半分は誰かが泣いてます。そして泣いてる理由が全て違う。当たり前のことかもしれないけど。
よく子供の失踪の貼り紙とか見かけることがあるけど、こんなんで見つかるわけねえじゃんとか思ってたけど、親がこれをどんな思いで………と想像したこともなかった自分に驚きを隠せない。
今まで本当に辛い思いをしたことがないから想像もできないんだろうな。
すごいキツいテーマを扱ってるし脚本もとても過激なんだけど、どこか流れに身を任せて見てしまう感じがありました。これが吉田マジックというやつか。