疲れた日はお気楽ミュージカルを観るに限りますね。日本では知名度は低いですが、『カラミティ・ジェーン』『掠奪された七人の花嫁』でオイシイ役をやっていたハワード・キールがこの上なくタイプだと気付き、実は最近マイブーム（笑）。チャニング・テイタムとクリス・プラット好きにはたまらない逆三角形の肉体とバリトンヴォイスが素敵な彼の代表作。

シェークスピア原作の舞台『じゃじゃ馬馴らし』を上演予定の舞台俳優フレッドは、妻リリーと離婚したばかりだが、舞台で共演せざるを得ない状況。果たして無事舞台を成功させることはできるのか...。

かのコール・ポーターが作曲とのことで、楽曲はどれも素晴らしかったです。歌詞も秀逸なものが多く、'Marry me'とか'I hate men'とか、日本人の耳にも残るストレートすぎる曲の連発（笑）。でも、ミュージカルでは大抵1曲はあるはずの代表曲が本作では1つも無い気がしました。表題曲の『キス・ミー・ケイト』も初耳。
劇中劇と並行して展開されるので、ほぼ作中でキャストは時代劇衣装。ドタバタ騒ぎの展開や、離婚した夫婦がまた心の交流を重ねていくというお話は決してつまらなくはないのですが、なんともいえない平凡さ...（笑）。でも本作の魅力はダンスシーンの華やかさ、それに尽きます。

タップの女王アン・ミラーは冒頭からトンデモな衣装で、しかも人の家で踊り狂いますが（笑）圧倒的なキレ！
ボブ・フォッシーのダンサーとしてのスクリーンデビュー作であり、3人組の道化師の1人として出てくるんですが明らかに動きが異彩を放っていて目立ちまくりです。
『マイ・シスター・アイリーン』でフォッシーと2人で激しいダンスを繰り広げていたトミー・ロールもまた出てます。
主役のキャサリン・グレイソンとハワード・キールはあまり踊らないですが、2人ともオペラ風の発声なので上手いけれど、ずっと聴いてると疲れちゃう...。そういった意味でもどうしてもダンスに目が行ってしまう。

メイキングがなかなか興味深いトリビア尽くしで、なんと3人組の1人の相手役が後のジーン・ケリーの奥さんになる人だったり、『ショーシャンクの空に』のおじいちゃん役ジェームズ・ホイットモアがマフィア役で歌ってたり、言われてびっくりすることが多々ありました。
ハワード・キールはおじいちゃんになってもとっても素敵。いつのメイキングなのか分かりませんでしたが、メインキャストの生前の映像が見られてだいぶ貴重なのでぜひDVDを借りて見てほしいです。

...『じゃじゃ馬馴らし』がどんな作品かを事前に観ておいた方が良かったとやや後悔。でも総じて楽しめる明るいミュージカルでした！

離婚した夫婦がシェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」のミュージカルを演じるという、劇中劇の形で楽しかったです。
女性、男性ともに歌声が素晴らしくて聴き惚れてしまいました。
特にハワード・キールの、なんつーか衣装のせいかいかにもスケコマシ（死語）ふうのお顔だなあとか失礼なことを考えていましたら、とにかく歌声が素晴らしくていや本当、スターだな〜と惚れ惚れ。
借金取りも牧歌的な時代の軽やかなミュージカル映画でした。

わたしは役者やダンサーに詳しくないのでそのあたりのことは他の方のレビューでどうぞ。

MGMミュージカル👑❤️🖤💙

ボブフォッシーの出演、ダンスシーンがあるとの事で鑑賞👀🩷✨✨

フレッドの自宅に作曲家のコールポーターが新作を持ってやってきた🏠シェイクスピアの喜劇〝じゃじゃ馬ならし〟をベースにした〝キスミーケイト〟ーーー。

劇中劇のドラマと楽屋裏のドラマが同時進行➡️するストーリー✨（なんだか2倍楽しめるつくり😳❗️）

ストーリーはあまりハマらなかったけど、いろんな歌やダンスシーンが楽しかった✨

特に屋上の華やかな衣装が洗濯してあるダンスシーン🧺好きだった❤️✨