ゆり

シンデレラのゆりのネタバレレビュー・内容・結末

シンデレラ(1950年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

時を超えても、内容を知っていても感動する作品なのはやっぱり凄い。
まさに演出の成せるワザ?

義姉妹の2人がドレスを破りにくるところはしっかりと恐怖を感じたし、動物達がシンデレラのドレスを作るところは感動した。

あとやっぱりディズニー作品はあらゆるものを生き生きと描く力が凄いと感じた。
人間や動物は勿論、リボンの宙の舞い方やシルエットの動き、全てがとても滑らかで生命を感じるようだった。
「そのキャラクターらしく」表現したい時には凄く参考になる。

一方で、内容で言うとシンデレラの歌声の綺麗さはさほど設定が生かされていないようだったし、「信じていれば夢は叶う」って主題歌の歌詞にあるけど実際シンデレラがドレスを破られた後何とかなったのは魔法によるものだったし、部屋に閉じ込められた時も周りが助けてくれただけでシンデレラは何もしていなかったから、そこのズレが気になった。魔法でしか救いがないんかいって感じで残酷に感じたし、部屋に閉じ込められた時も泣いてるだけじゃなくて自力でどうにかしようとして欲しいなと感じた。
ただこれはディズニープリンセスのキャラクター像の変遷のこととかあるし、今の考え方で言っているだけなのかもなと思う。
ゆり

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